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猫の避妊と去勢の手術

メス猫は発情する前に避妊手術を

 雌の子猫を迎えた場合、繁殖を望まないなら、避妊手術をすることが奨励されています。
 実際、飼い猫の大多数は避妊手術を受けているようで、最近では発情する前に手術をするケースが増えています。

 

 避妊手術にはいくつかのメリットがあります。その第一は何といっても発情期のあの独特の鳴き声ですね。猫の好きな人でさえ、決して心地よいものではありません。その上、放尿などの異常行動もありますから、外に出して飼う場合は、ご近所に迷惑をかけることにもなります。また、子猫をたくさん産まれるのも困ります。

 避妊をするメリットは健康面でもあります。発情前の手術なら、メスに特有の乳腺腫瘍(ガン)や子宮蓄膿症がほぼ予防できることです。

 そんなわけで、メス猫の避妊手術が奨励されるわけですが、デメリットもあります。手術後にホルモンバランスが変化し、肥満になりやすくなるといわれています。

 手術の時期は、メスの発情期が生後6ヶ月~12ヶ月ですから、その頃に行ないます。早めに獣医師さんに相談したほうがよいでしょう。

 手術の方法は、下腹部を5センチ以内で切開し、卵巣のみ、または卵巣と子宮を摘出します。子宮まで摘出する場合は、子宮の病気のリスクを考えてのことです。麻酔が少し心配ですが、固体差を考慮した安全な麻酔技術が確立されているので大丈夫です。

オス猫の去勢手術も発情を経験する前に

 オス猫には発情期がなく、メスの発情によって刺激されて発情するわけですが、やはりそれを経験する前に去勢手術をすることが望ましいでしょう。

 オスが発情すると、交尾期特有の鳴き声がうるさく、あちこちを放浪し、スプレー行為と呼ばれる放尿をします。また、オス同士のけんかが絶えず、ケガを負ったり、伝染病に感染したりする可能性が高くなります。

 手術の時期は、スプレーなどの性衝動が出る前の生後7か月~1歳頃が多いようです。オス猫に発情経験をさせないことがよいとされています。オスに手術はメスよりも簡単で、時間もかかりません。手術後はやはり太りやすくなるようで、発情行動がないことによる消費エネルギーの低下が関係するのでは、という説があります。その他、去勢したオス猫は甘えん坊になる、ということもよく言われますが、はっきりしません。

 なお、発情経験をした後での去勢手術は、8割が短期間でスプレー行為をしなくなりますが、1割の猫は時間がかかり、残りの1割はいつまでたってもし続けることが多いようです。性衝動があっても交尾できないわけですから、オス猫にとってもつらいことでしょう。やはり、発情を迎える前、早めに手術をしてやることです。

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