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猫が満足する部屋作り

 
 猫は生後1年で大人になります。行動範囲も広くなりますから、猫に適した生活環境作りが必要になってきます。ここでは「完全室内飼い」を前提とした、人と猫が共に快適に暮らすために必要なことを提案します。

欧米では完全室内飼いが一般的

「猫を室内に閉じ込めるのはかわいそう」というのが日本人の一般的な考え方です。でも、欧米では猫を室内で飼うのが普通です。その違いはどこから出てくるのでしょうか? それは欧米が、「他人に迷惑をかけずにペットを飼う」ということを前提にしているからです。「迷惑」の一番は、世の東西を問わず排泄物ですね。また、「他人」の中には野鳥も含まれます。ドイツでは、野鳥の繁殖期に猫を外に出してはいけないという法律を制定している州もあるそうです。

 このように欧米とは大きなカルチャーの違いがありますが、日本でも都市部を中心に完全室内飼いが増えています。大きな理由はマンションなどの集合住宅で飼う人が増えたことや、猫を外に出すのは危険で、愛猫のためにならないと考える人が増えたからでしょう。警戒心の強い猫にとっても、安全は最も重要なことなのです。

猫ちゃん専用のスペースを作ろう

 日本では猫小屋を作る人はほとんどいないでしょう。でも、同じ屋根の下で自立心の強い猫と暮らすわけですから、それなりの工夫は必要になってきます。

 まずは、愛猫の拠点となる専用の空間を作ってあげましょう。トイレ、ベッド、食事の食器・水入れ、爪とぎ板などを部屋の一角に設置します。タタミ一畳分くらいは猫専用のスペースになりますが、トイレの上にベッドを作るなどの工夫をすれば、狭い部屋でもさほど人の領域を侵さずにすみます。なお、成猫にとってトイレは必ずしも同じ一角である必要はありません。住宅の間取りによっては、臭いを避けるため別の場所に設置したほうがよいこともあるでしょう。

 成猫が複数いる場合は、トイレや食器なども別々にする必要がありますから、一部屋が猫専用部屋のような雰囲気になることは覚悟しなければなりません。

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