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猫の発情期、発情・交尾の仕組み

 猫の生殖年齢は1歳から5歳くらいですが、オスとメスのセックスはさまざまな面で異なります。最大の違いは、発情期があるのはメスだけで、オスはメスの発情に刺激されて発情するという点です。また発情をする年齢もメスのほうが数ヶ月早く、オスは満1歳頃に初めて発情します。次に、メスとオスの発情や交尾、妊娠などの仕組みについてまとめました。

メス猫の発情期は年1~3回

 

 猫は通常(野生の猫や野良猫、外で飼われている猫の場合)、年1回の発情期があります。発情の時期は日照時間と関係があり、日照時間が長くなる1月から3月にかけて発情します。

 しかし、室内で飼われている猫は日照時間の変化がわかりづらいため、年に2~3回発情する猫もいます。

 メス猫の最初の発情は、誕生月によって発情期の時点での年齢が異なるため、平均して生後6ヶ月から1年と幅があります。当然、個体差もあり、性的成熟の早い猫は6ヶ月を待たず発情することもあります。

オスの発情はメスが誘発

 猫のオスには発情期というものがありません。発情期を迎えたメスが誘発することによって、オスも発情するのです。オスが最初の発情を経験するのは1歳頃で、もちろん個体差があり、それより早くなるオスもいます。

 オスは発情すると、尿を吹き付けるスプレー行動をとるようになり、メスをめぐってオス同士のけんかが多くなります。

交尾をめぐるメスの行動

 メス猫の発情期には、臭いの分泌線からフェロモンを発します。これはエストロゲンという卵巣ホルモンが分泌されるためで、高揚したメスは高い声で悩ましい鳴き声を上げてオスを誘い、仰向けになって体を地面(床)にこすりつけるようにして転げまわるなど、なまめかしい行動をとります。

 オスは、メスのフェロモンを嗅ぎ、媚態を見て刺激を受けて発情し、交尾します。メスの発情は通常3日~1週間ほど続きますが、その間に交尾が行なわれない場合は10日以上に及ぶ猫もいるそうです。

交尾排卵。妊娠率は100パーセント?

 猫のメスには周期的な排卵はなく、交尾時のオスのペニスによる膣への刺激によって排卵します。これを「交尾排卵」といい、猫だけでなくウサギやクジラなど多くの動物が交尾排卵をするそうです。

 しかし、1回の交尾で確実に排卵があるわけではなく、メス猫は何度も交尾を繰り返します。時には、相手のオス猫を変えて交尾して、ひたすら妊娠率を高めます。その結果、短い発情期の間に、猫の妊娠率はほぼ100%に達します。

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