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猫に必要なカロリーと体重管理

 いわゆる「メタボ」は人と同様、猫にとっても心臓や内臓、泌尿器系の病気を引き起こす原因となります。生活習慣病予防の観点からも、肥満は避けなければなりません。そのためには、1日の必要カロリーを知った上で、しっかりとした体重管理をすることが大切です。

1日の必要カロリーと肥満の目安

 
 健康な猫の1日の必要カロリーは、体重1kgあたり80kcalが目安です。体重が4kgの猫なら、1日当たり320kcalというわけです。

 一般的な成猫の場合、特に大型の種を除けば平均体重は3~5kgです。これを超えたら肥満ということになるわけですが、もちろん個体差もあり、体長が長い大柄な猫の場合は肥満の基準も変わってきます。そのため、見た目の判断も大事で、下腹が垂れていて手で支えることができるような場合は肥満です。

 愛猫が明らかな肥満、あるいは肥満気味の場合は、1日の食事量を見直したほうがよいでしょう。また、普段から体重を量る習慣をつけておくことも、愛猫の健康管理に必要なことです。

キャットフードの場合

 キャットフードには100g当りのカロリーが表示されています。ドライフードならさらに年齢別・体重別の1日当りの必要量が一覧表になっているのが普通です。

 例えば、ある製品の表示を見ると、エネルギーは「100g当り80kcal」で、1日の目安は「体重3~4kg」の場合、「0.8~1.0カップ(65~80g)」、というようなことが分かります。

 缶詰やレトルトパウチのキャットフードも同様ですが、マグロ、カツオ、ささみ、シラス、貝柱などさまざまな食材の組み合わせがあり、100g当りのカロリーがそれぞれ異なりますので、その都度表示を確かめてください。

自家製の食事を与える場合

 キャットフードを使わず、自家製の食事を与える場合は、食材別に100g当りのカロリーを知った上で、必要量を計算しなければなりません。初めは大変ですが、食事の内容別に80kcal当り(または1回当り)の量をメモしておいて、一覧表にまとめれば楽になります。

 例えば、80kcalの量は、若鶏のささみ=80g、胸肉=40g、豚肉モモ=50g、ロースハム=40g、マグロ赤み=5切れ…などとなります。

 なお、カロリーだけでなく、栄養バランスを考えて、1日の中でバラエティに富んだ食材を使うことも大切です。加熱調理・加工した食品は生の食品に比べてビタミンやミネラルが少なくなりますから、生で食べて心配のない食品は加工しないほうがよいといえます。

体重管理をする上で知っておきたいこと

子猫

 育ち盛りの子猫の場合は、成猫よりも体重1kg当りの必要量が多くなります。しかし、好きなだけ与えすぎると脂肪細胞の数が増えてしまい、成猫になってからの肥満につながりますから注意が必要です。

運動不足

 カロリーの摂取量に比べて消費量が少ないと肥満になるのは、人間も猫も同じです。室内飼いは運動量が不足しがちですから、遊んであげるなどして運動不足にならないようにするのも、体重管理のポイントです。

妊娠期・授乳期

 妊娠期には通常よりも多めの食事量が必要になります。ただし、妊娠初期からたくさん与える必要はありません。それより栄養バランスが大切です。妊娠1か月頃から食事を増やしていきます。お腹が大きくなってくると胃を圧迫するので、食事の回数はできるだけ増やして少量ずつ与えるのがよいでしょう。授乳期はさらに必要な食事量が増えます。

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