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マンションの規則違反と完全室内飼い

テーブルの下で
 「テーブルの下で」

 実を言えば、私の住むマンションではペットを飼うことを禁じられている。しかし、だれに迷惑をかけるわけでもないので、どうしても猫と暮らしたいという思いを断ち切ることはできなかった。

 そもそも共同住宅でペットの飼育を禁じるのは、鳴き声や悪臭などで近隣に迷惑をかけたり、共有部分の財産価値を下げたりする恐れがあると考えられているためである。犬の場合は毎日の散歩が欠かせないので、特に大型犬などは犬嫌いの人にとっては怖い。また、愛犬家の中にはしつけが満足にできない人も少なくないので、「犬はダメ」というのは納得できる。

 でも、猫はどうか? 鳴き声は犬より小さく、避妊手術さえしておけば発情期特有のメス猫の癇に障る鳴き声もなくなる。完全室内飼いができるので、だれの目にも触れることはなく、臭いだってきちんとトイレの世話をすれば全く外に漏れない。

 それでもだめというなら、赤ちゃんのおしめの取り換えや泣き声だってダメということにならないか。「ペット禁止は規則だからダメ」という方もいらっしゃるだろうが、そうした規則ができた根拠が薄弱なのだから、一律に禁止というのは乱暴である。熱帯魚はいいけど鳥はダメ、ハムスターはいいけど猫はダメ、などと細かい規定を作ったとしても、その理由付けはかなり難しいだろう。

 とまあ、こんな理論武装を心の中で何度も行った末に、あえて規則違反に踏み切ったわけだが、全く後ろめたさがないわけではない。生来の真面目な性格は、そう都合よく変わってはくれないのだ。そこで愛猫を動物病院に連れていくときなどは、管理人のいない時間帯を狙って、エレベーターに乗らず外階段を利用するなど、こそこそと行動することになる。せいぜい年2回程度なのでたいした負担ではないが、やはり堂々と猫と暮らしたいとは思う。

JIN写真-満7カ月

魅惑の食卓
「魅惑の食卓」

食卓だけは絶対に上がらせないようにしている。しかし、見てないとこのようにズルをするのが猫の特性。「みんな食事が終ったんだから、いいじゃないか」ということか。

シャッターを押しながら、「こらっ」と叱る。叱る人や叱るときの声のトーンによって、JINの反応は異なる。切迫性を感じないと、このようにずうずうしくふるまうのだ。
危機一髪
「危機一髪」

やられた、と思った。でも写真は撮っておきたい。右手でカメラを持ち、シャッターを切りながら、次の瞬間、左手を出して、何とかビンの倒れるのを防いだ。
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