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鏡やテレビを見た猫の反応は

テレビの上は特等席
「テレビの上は特等席」

私のマンションでは、地デジが始まってもブラウン管のテレビがそのまま見られる。晩秋から初春にかけて、この暖かいテレビの上がJINの特等席となった。特に家族がテレビを見ている時、上から家族を眺めているのである。

 猫は鏡に映る自分の姿を見てどう反応するのだろうか? JINが家に来て興味深かったのはそのことである。意外に早くそのチャンスは訪れた。部屋に立てかけてあった鏡をのぞいて、ちょっぴり警戒したのだ。

 しかし、鏡の向こうに行けないことがすぐにバレてしまい、それからJINは己の姿に関心を持たなくなった。自分自身の姿だと気がついたのかもしれないが、わからない。自意識がこれっぽっちもない猫にとってみれば、鏡の向こうの世界などどうでもよいこと。以後、鏡には見向きもしなくなった。

 では、鏡に映った私の顔を見てどう思うか? それも試してみたが、鏡の中の私の表情にはやはり無関心だった。猫に虚構の世界は通用しないのである。

 同じ虚構の世界でも、音の出るテレビには少し戸惑ったらしい。箱の中から音が出て、何かが動いている。子猫は動くものに何でも興味を示すので、画面に手を伸ばし、パシ、パシ、とたたいた。これが実に可愛いのだ。

 ある日、テレビに鳥が2、3羽映っているのを見て興奮したJINは、床からジャンプして画面に襲いかかった。鳥が映っている間、ジャンプは続いた。何日間か、JINはこの光る箱の中の世界を実在するものと思っていたらしい。しかし、それが虚構の世界だと知った瞬間から、二度と映像には反応しなくなった。

 JINにとってテレビは、家族3人が一か所に集まるためのある種の装置なのかもしれない。皆でテレビを見ていると、JINはテレビの真ん前で背を向けて、ちょうど家族と輪になるように横たわる。井戸端会議でもするように…。

 時にはテレビの上に乗って眠ることもある。音がうるさいのによく眠れるなと思うが、番組が終わってテレビを消すと、JINも目覚めてテレビから降り、ヨガの「猫のポーズ」をするのである。その意味でテレビは、我が家の猫にとっても“必需品”だと言えよう。

JIN写真-満1歳9か月

爪とぎ
「爪とぎ」

 このように、いつも専用の爪とぎ板を利用してくれれば助かるのだが、興奮して暴れたくなると、じゅうたんをおかまいなしにひっかく。段ボール箱もお気に入りで、上部に穴が空くほどである。

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