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「ニャー」と鳴かない猫?


「スポットライト」

冬の午後の光がカーテン越しにJINを照らし、スポットライト効果を生んだ。梅ゼリーのような緑色の目が好きだ。

多彩な猫の鳴き声―外国では?

 日本では、猫は「ニャー」または「ニャン」と鳴くことになっている。ところが、JINは我が家に来てから半年くらいまで、鳴き声が「NYA」から始まることはあまりなかった。「MYA」とか「MA」「WA」の音にしか聞こえないのである。

 英語では猫の鳴き声を「MEW」と表わすのは知っていたが、その他の国ではどうだろう? 調べてみると、お隣の中国では「ミヤオミヤオ」、韓国は「ヤオンヤオン」、フランス「MIAOU(ミヤーウ)」、ドイツ「MIAU(ミヤオ)」という感じで、日本と韓国以外はほとんどの国が「ミヤ」かそれに近い発音で始まっている。

 日本人の耳が特殊なのか、それとも日本に来た猫は鳴き声が「ミヤ」から「ニャ」に変化してしまったのか?(まさか!)

 それはともかく、JINの鳴き声はその時の感情によっていろいろ変化することが分かってきた。たとえば、甘えたい気分は「マオ」で、興奮して走りだす時は「モア!」と気合を入れる。また、食事を出されると「ワーン」と言って喜ぶのである。何度聞いても「ニャ」の発音は出てこない。「ニャオ」にいちばん近い鳴き声は「ナオ」である。

 どうも、「真央」とか「菜緒」など、今どきの若い女性の名前で鳴くことが多い。ひょっとしてこれはオス猫のせいか、などと馬鹿なことを考えているうちに、JINの鳴き声が変化してきた。

 去勢手術をして満1歳が過ぎた頃からである。JINは「ニャー」「ニャン」「ニャオン」と、由緒正しい“日本語の三段活用”で鳴き始めたのだ。そうか。お前もやっと日本男児になったか、と言いたいところだが、残念ながらJINは“宦官”である。

 去勢で性格が変わるかと思ったが、相変わらず気は強く甘えん坊で、ますますその性格に磨きをかけている。特に何かを要求する時の鳴き声は、ニュアンスが多彩になってきた。猫だってコミュニケーション能力を磨いているのである。

JIN写真-満1歳10か月~2歳


「午後のくつろぎ」

JINは部屋の中で場所を何度も変えながら、日がな休んでいる。昼食後、まだ家族のお尻のぬくもりが残っている椅子は、中でもお気に入りだ。

「楕円」

我が家の猫を初めて見たお客さんは皆、体の大きさに驚く。何しろ体重は7キロだ。その長い胴体を折り曲げると、このようにふわふわした楕円の塊になる。ふと枕にしたい衝動に駆られる。
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