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猫の独り言―ボクの怖いもの

背中にコウモリの模様が
「自慢のコウモリ模様」

ボクの両親は白とキジトラ。全身真っ白でもよかったんだけど、「それじゃ、つまらないだろう」と、神様が尻尾と背中に模様をプレゼントしてくれたんだ。

尻尾はレッサーパンダを黒くしたような縞模様。そして背中は、ご覧のように立派なコウモリのイラストだ。えっ、「蛾にも見える」なんて言う人は誰ですか? 絶対に、これはコウモリなんだからねッ! 

 ボクは幼年期からあまり人見知りする猫ではなかった。あれは、この家に来てから1週間くらいだったかな。インターフォンとかゆーやつの取り換え工事で、電気屋さんのおじさんが部屋に入って来たんだ。

 おじさんはボクに見向きもせず、よくわからない工具を出して仕事を始めた。ボクはなんだか面白そうなので、少し離れたところで見てたんだ。工事が終わるとおじさんは初めてボクの方を見て、手慣れた手つきで頭をなぜてくれた。とてもうれしかった。

 おじさんの家にも猫がいると言っていたけど、そう言われればそんなニオイがしたような気がするなあ。ボクに優しそうな人は雰囲気で大体分かるんだ。

 それから親類のおばさんも来たぞ。オヤジさんの妹や奥さんの妹だけど、何だか最初から他人のような気がしなかった。だから、急にまた家族が増えたのかと思ったくらいだ。特にオヤジさんの妹は3日も泊ったから、すっかり家族のつもりになってしまったよ。

 そんなわけでボクは人見知りしない猫なんだと、自分でも思っていた。ところがボクの住んでいる部屋はマンションの最上階で、下を見るといくら猫が高所恐怖症とは無縁だといってもやはり怖い。ボクってとんでもない所に住んでいたんだなあ。

 それから、外の世界にからやってくる人に少し警戒するようになった。ま、ちょっとばかし大人になったってことかな。外の世界からやってくる人の中でも、特に大きな荷物を持って玄関先に立っている人は怖い。だってあんな大きなものが上から落ちてきたら大変だよ。顔が優しそうでも油断は禁物。だからチャイムが鳴ると、ボクは物陰から何者が来るのかそっと観察し、宅配の人だとわかった時は一目散に空いている部屋に逃げ込むんだ。

 あ、忘れていたけど、もう一つ怖いものがある。それは地震だ。この家は本棚にたくさん本があって、その上にも段ボールやら何やら置いてあって、それが今にも落ちてくるぞと言わんばかりにカタカタ揺れるんだ。ただでさえ不安になるのに、頭上から物が落ちてきたらどうするんだよ。だから、地震の時はすぐに誰かのベッドの下に潜り込むんだ。ボクにとって、この世で一番安全なところさ。

JIN写真-満2歳4~5か月


「床上180cmの安眠所」

JINは床の上で堂々と寝ることもあるが、やはり高いところが好きだ。ホップ、ステップで、隣のタンスから180cm高の本棚へと跳び移り、しばらく外の景色を眺めた後に爆睡する。

「白猫写真の苦労」

白い猫を写真に撮るのは難しい。マンションには白っぽい壁が多いからだ。このように黒い家具の上にいてくれると、コントラストができて画面が引き締まる。ストロボも、主役が平板になるため、できるだけ使いたくない。
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