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猫の抜爪手術。迷った末の選択は…


ついに猛獣化した猫?

静止画像では猫が吠えているように見えるかもしれない。やはり猫は虎と変わらないのか…? いや、実はあくびをし始めた瞬間なのだ。いつもシャッターが遅れ気味なので、早めに押したらこうなった次第。

手術は痛くないの? 爪がなくてもジャンプできる?

 2匹の猫を室内飼いしている知人が、引っ越して間もなく愛猫の抜き爪手術をしたという。新居の床の柔らかい部分を爪で傷つけられてしまったのがショックで、友人の勧めで手術に踏み切ったのだそうだ。そんなことをして、猫ちゃんは大丈夫なのか、心配で聞いてみた。

 たまたまその日は妻と娘も一緒にいたので、3人でかわるがわる質問攻めとなる。妻はJINにマンションの床やカーテンをぼろぼろにされた悔しさがあるので、乗り気である。JINを溺愛する娘といえば、「手術は痛くないか?」とか「爪がなくても高いところにジャンプできるか?」などと、意外にもできれば手術をしてもよいというニュアンスでの質問をした。

 当然、知人もそうしたことが「ノープロブレム」だから手術を決行したわけだから、答えは予想通りだった。手術は麻酔をするから猫ちゃんは苦しまないし、適応能力が高いのですぐにジャンプもできるようになるとのお答えである。

 にこにこしながら自信を持って抜爪手術を勧める知人に、妻と娘の気持ちは愛猫の手術に傾いた。実は我が家も2~3カ月先に戸建ての住宅に引っ越す予定だったのだ。新居がまたぼろぼろにされてはたまらないという思いとともに、時間的猶予がないことも手伝って、爪を抜くという方向で検討しようという空気になった。

 だがしかし、である。結論を急ぐと判断を誤るのは世の常。「今なら半額」とせかされて不要なものを買わされてしまうことは、よくあるではないか。1週間ほど時間をおいて2人に確かめてみると、どうやら決めかねている様子。JINを家族の一員と思っているから、世間の猫と同列には考えられないのだ。本当に自分たちの都合だけで爪抜きをしてしまってよいのか?

 術後のケアも考えると、引っ越しまでのタイムリミットが近づいてきたので、私はかかりつけの獣医に相談に行った。費用がどれほどかかるかも知っておく必要がある。

 先生は犬猫に対してだけでなく、人間にも優しい人だったので、かなり控えめな表現でおすすめはできないというようなことをおっしゃった。手術そのものは痛くなくても、麻酔が切れれば痛いことに変わりはない。猫には適応力があるといっても、それまでの間、愛猫の体と心を苦しめることになる…。

 その通りだと思った。「できれば手術は避けたい」という気持ちが、「絶対に手術はしない」に変わった瞬間である。引っ越しの準備で忙しい時期に、私たち家族の心のどこかに引っかかっていたトゲが溶けて消え去った。

JIN写真-満3歳~


関節の柔らかさ

JINが写真の姿勢をするとき、手首を内側に曲げて指を完全に見えなくすることが多い。関節の柔らかさは驚くべきだが、それにしても他の猫にはあまり見ないポーズだ。

くつろぎの場所

私の仕事場にやってくると、まっさきにこの場所に跳び乗って、大事な資料が置いてあろうがおかまいなしに、このようなポーズとなる。甘えたいとき背中を向けるのは、猫一般の特性なのか、よくは分からない。

JIN写真-満4歳~


あちこちに動く置き物が

本来、真ん中にあるべき花籠は、「動く置物」用のスペースを空けるため、片隅に追いやられる。このような小スペースが我が家には数か所ある。

下からゴメン

我が家はJINを含めて4人家族。椅子の数はぴったり合う。食卓に興味のない時は、このように狭い場所へと気持ちが向くようだ。カメラを向けると我が娘のおみ足も画面に入った。本人いわく「顔はダメだけど足の一部なら掲載OK」
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