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トイレ以外への排泄とスプレー行動

 
 トイレが不潔だったり、場所が落ち着かなかったりすると、猫はやむを得ず他の場所で用を足すこともあります。猫砂がきれいかどうかは猫にとって一番大切です。また、トイレの場所を変えたために、元のトイレのない場所で排泄することもあります。

トイレの清潔さを保つためには

・猫砂をこまめに取り替えます
・猫砂がしっかりと固まってから排泄物を処理します(そうしないと、塊が崩れて汚れた部分が残る)
・尿の固まる力の強い(崩にくい)猫砂を使うほうが汚れにくい(紙やおからの砂はエコの面ではよいのですが、崩れて汚れが拡がりやすく、一長一短です)
・排泄物の回りの砂まで多めにスコップですくい取ってください。
・時々は砂を全部取り除き、トイレ容器も熱湯で洗い、臭いを取り除いてやることも必要です。熱湯は消毒効果だけでなく、人間が感じないわずかな臭いも消し去ります。


 なお、猫砂をトイレに流さず、生ゴミとして出す場合、排泄物は専用のふた付ゴミ箱を用意して、臭いを閉じ込めるようにしましょう。生ゴミと混じると悪臭がさらに増します。

猫のスプレー行動とは

 スプレー行動とは、自分の存在やなわばりをアピールするために立ったまま尿をかけるもので、マーキング(ニオイつけ)の一種です。排尿行為とは厳然と区別されます。

 スプレー行動はオスに見られる行動ですが、メスでもたまに見られます。オスは、去勢をするとスプレー行動はしませんが、すでに習慣がついている場合や、多頭飼いの場合は去勢ではおさまらないこともあります。そのため、発情を迎える1歳前に去勢をするのがよいとされています。また、発情を知ってから去勢をするのは、オスを心理的に苦しめることにもなりますから、できれば避けたいものです。

 スプレー行為は、住む部屋を移す、模様替えをする、引っ越す、新しい猫が入る、などの大きな環境の変化があった時に、なわばりへの不安から行ないます。また、外を自由に歩き回っていた猫が完全室内飼いに移行した場合にも、こうした行動をとることがあります。その他、飼い主が長期不在の時や、窓から発情したメス猫が見えた時のオス猫などがスプレー行為をすることもあるようです。

泌尿器系の病気の場合

 トイレが清潔で、猫が落ち着かないというような環境的な問題もなく、またスプレー行為でもないのにトイレ以外に排尿した場合は、泌尿器系の病気である可能性があります。尿路疾患、膀胱炎、尿石症などが疑われますが、その他に消化器系の病気や頻尿を伴う病気も考えられます。不安感など、心因性の原因もありますが、思い当たるフシがなければ早めに動物病院に相談したほうがよいでしょう。

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